スマイル陸上レッスン

三重県東部と愛知県西部を対象に少人数で行う陸上レッスンです。日頃のレッスンを紹介しています。

長所と短所の生かし方

7月より続いていた試合もいよいよ終わりに近づいて来ました。

中学3年生にとっては中学陸上生活の締めくくりとなり受験へチャレンジして行きます。今年の卒業生は小学5・6年生からの付き合いなので少し寂しくもありますが、これからの人生のほんの一瞬でも役に立っていればありがたい事と思います。

 

そんな中、先週土曜日も愛知県へサポートへ行きました。

この幅跳び選手は本当に皆の手本になるくらい頼りになる選手です。

ドリルをやっても今までのアドバイスをしっかり動きに取り入れ、走るフォームも年々よくなっています。 そして、幅跳びのフォームも試行錯誤を繰り返しながら今の跳び方を選んでいます。

そんな選手ですが唯一助走だけが不安定で殆ど踏切板(ショートする)に乗った事がありません。幅跳び選手を見てきた中でもこれだけ引き出しを総動員してトライした選手もいませんでした。

そして、ここへ来てショートする事を治すではなく、ショートする事を利用しようと試合に臨みました。

結果は1本目は踏切板ジャスト、2本目は2~3cmファール、3本目かなりオーバーしそうで本人が無理やり縮めてファール。 と内容だけみるとダメダメかもしれませんが3本踏切板に乗ったのは中学3年間で初めてでした。

私にとってもこんなやり方も有りかな。と感じた試合となりました。残り1試合となりましたが高校でも続けてくれるので焦らずチャレンジしてくれれば良いと思います。

 

この様な短所を生かしたやり方をしている選手はもう一人います。 本人には伝えていませんがアドバイスするのはレッスンだけ、それ以外は行いません。

周りに左右されやすい選手の場合、いろいろな情報を与えずにメリハリをつけて上げれば県通信でも初の決勝まで行来ました。

 

そして、昨日はNTN総合グランドにて5名でのレッスンを行いました。

短距離のメニューは6kgそり引きスタート4本、2kgメディシンを抱えての60mT.T3本を行いましたが、レッスンの最後に1年生選手が今日のメニューはどこに効くのですか。と質問が来ました。 以前から在籍している選手は何の効果を狙っているか。理解していますが新しい選手には新鮮でもあり、意味不明でもあるのでしょうね。

〇〇(選手名)は腰が引けるのでこの動きをすると腰が入るでしょう!なるほど!!

 

この様に探求心をもってレッスンに参加し、質問出来る環境になっている事は良い状態だなーと感じる事が出来ます。 そして、この選手には来季の取り組み種目を伝えています。どんな変身をするか楽しみですね(*^^)v